掻懐(かきだき)キリシタン墓
臼杵市掻懐の台地に16~17世紀頃のキリシタン墓があります。
かまぼこ型のものは長さ131cm、幅64cm、高さ48cmで、全面に半月型の周辺に沿って弧線を、中央にクルスを刻んでいます。
長方体のものは長さ117cm、幅30cm、高さ33cmで、正面下部に櫛型の出っ張りがあって、この上部にクルスが刻まれています。
周囲の墓石の中には他にもキリシタンの墓石だと思われるものがいくつかあります。
掻懐には石切り場があり臼杵城の城壁の石も皆ここから切り出されていました。庄屋を初め村人全員がキリシタンだったと言われています。